防災 / About
なぜこのサイトを作ったか
情報がなければ、人は不安になる。
不安が集まると、地域の安心が壊れる。
それは歴史が証明している。
豊洲でのこと
約20年前、私は豊洲のマンションで管理組合長・自治会長を務めていました。 当時から、マンション内には外国籍の住民がいました。 防災訓練の案内、ゴミの出し方のルール——そういった日常の情報さえ、うまく届かない。 日本語で書いたお知らせは、読んでもらえないことがありました。
そこで、外国語でのアナウンスを自分たちで試みました。 完璧ではなかったけれど、「知らせる努力をする」ことで、 住民の間の空気が少し変わったのを覚えています。
新宿区に移って
それから10年近くが経ち、私は新宿区に引っ越しました。 新宿区は、東京23区の中でも外国人の割合が特に高い地域です。 街を歩けば、さまざまな言語が聞こえる。 そのことを「活気」と感じる人もいれば、「不安」と感じる人もいます。
正直に言います。その不安の多くは、情報の不足から来ています。 外国人住民が何を考えているかわからない、災害時にどう動くかわからない—— 知らないから怖い。それだけのことが多い。
排除でも、受け入れでもなく
今、「外国人を受け入れよう」「外国人は排除しよう」という 両極端な議論がされています。 でも、明日から日本人だけの社会になるわけではない。 現実から目を背けても、課題は解決しない。
この状況をどう最適化するか。それが問いです。
外国人住民、子ども、高齢者、障害のある方—— 「難しい情報が伝わりにくい」人たちに、 正確な情報が届く地域をつくること。 それが、地域の安心と治安を守る最も現実的な方法だと、 私は20年の経験から確信しています。
関東大震災の教訓
関東大震災(1923年)で起きたことは、情報が遮断されたときに 人間社会がどうなるかを示しています。 デマが飛び交い、不安が不安を呼び、悲劇が起きた。 情報の空白が、人を傷つけた。
令和の時代に同じことを繰り返さないために。 技術を使って、情報の届き方を変えたい。
このサイトができるまで
AIを使えば、難しい防災情報を わかりやすい言葉と多言語の動画に、素早く変換できます。 豊洲での試行錯誤から約20年。 ようやく、「誰でも・どこでも・届く」ツールが揃いました。
このサイトは、その第一歩です。 防災情報を5つのテーマで整理し、 動画でわかりやすくお伝えしています。
自治体の方、地域で活動されている方、 ぜひ現場のご意見をお聞かせください。 このサイトを一緒に育てていきたいと思っています。
浅見 純一郎(あさみ じゅんいちろう)
アップグレード・ジャパン 代表。元豊洲マンション管理組合長。 コンサルティングファーム20年のキャリアを経て、AIを活用した社会課題解決に取り組む。 現在、新宿区在住。